TOP > BMW MINI(R56,R57)のエアコンを消臭する

BMW MINI(R56,R57)のエアコンを消臭する(エアコン臭い)
Do It Yourself!


BMW-MINI(R56,R57)のエアコンを消臭する

エアコン操作パネル
2007年7月式BMW-MINICooper(R56) 

ペッパーホワイト(バイキセノン付)


エアーフィルター

エバポレーター
BMW-MINI(R56)に乗って3年半が経過しました。
4回目の夏を前にエアコンをつけると嫌なにおいがします。
エアコンの消臭をご紹介します。
エアコンのにおいの原因は2つです。
1つ目は「エアフィルターの汚れ
2つ目は「エバポレーターのカビなどの菌」です。

【エアフィルターの交換】
エアフィルターが汚れている場合があります。
2年以上経過するとかなり汚れます。以下のご紹介する方法で
確認、交換してみください。

【エバポレーターの除菌】
エアコンのにおいの原因は主にエバポレーターのカビなどが原因です。
エバポレーター部は水滴などが発生する場所です。
そのため、その湿度にカビなどの菌が発生します。
この位置に溜まった水は車体の下に放出される構造になっています。
この部分の除菌を行うことで嫌な臭いから解放されます。
エアコンエアフィルターの交換
助手席の足元です。このような黒い箱が見えます。
この箱の中にフィルターが入っています。
マイナスドライバーを差し込んでフックを解除します。
左右2か所ありますのでマイナスドライバーで解除してください。
すぐに外れます。
エアコンエアーフィルターが出てきました。
湾曲して入っています。
これを取り外します。

引き抜けば取り外せます。
かなり汚れています。

フィルターは活性炭入り消臭フィルターと
活性炭が入っていないフィルターがあります。
値段と好みで選んでください。
ちなみに純正で入っているのは活性炭入りです。
エバポレーターを見つける!

【どこにあるか?】
私もずいぶん探しましたが、やっと見つけました。
助手席の足元です。このふたを外します。
ねじ2本で止められています。

ふたを開けた写真です。
真ん中に映っている銀の箱はヒーターコアです。
エバポレーターではありません。
ヒーターコアはここにあるんですね・・
肝心のエバポレーターはこの奥です。
赤丸のあたりです。

上の写真の赤丸の付近の写真です。
写真はコネクタを外していますが、
赤丸はヒートシンクです。写真のように
コネクタを取り外します。コネクタの両脇を
つまんで引っ張れば外れます。
ヒートシンクはつまみをつかんで回すと外れます。

ヒートシンクです。こんなものが外れます。
これは熱を持っている場合がありますので
金属部分には注意してください。

目的はこのヒートシンクではなくて・・・

この穴なのです。この穴の奥にエバポレーターが
あります。すぐ近くにあります。
手を入れるとエバポレーターのコアが触れます。
角度的に肉眼で見ることはできませんが、
カメラで写真を撮ると以下のような感じです。

エバポレーターを除菌する

これを使います。
家庭用のエアコン洗浄ムースとリンスです。
これで除菌を行います。

ムースをこの穴から噴射します。
ムースは非常に発砲するので少しずつ入れます。
奥や上に方に向かって噴射します。
泡がどんどん膨らんできます。入口から溢れそうになります。
このまま20分ほど放置します。
泡がほとんどなくなりますので、その後リンスをまんべんなく振りかけて
さらに30分ほど放置します。乾燥させたらヒートシンクなど部品を取り付けて
終了です。エアコンをかけて確認してみてください。

ムースやリンスなど余分な水分は車体の下からどんどん出てきます。
エバポレーターを除菌する

カーエアコン専用のクリーナーを試してみました。
日本電池製の「ダストバスター」という製品です。
なかなかよさそうです。
カーエアコン専用の洗浄剤のため安心です。
また、付属品も良くできています。

この製品はブロアファン付近に穴をあけてエバポレータに
ブロアファンの風の力でエバポレーターに吹きつける方法ですが、
MINIにはエバポレータが直接見える穴がありますので
その方法は行いません。写真の物を用意します。

@ダストバスター
A空の500mlペットボトル
Bスポンジ(使い古しなど何でもいいです)

わかりますか?
ペットボトルの口側の先端部分を切ります。
ダストバスターのノズルにスポンジに穴をあけ適当な大きさを取り付けます。

こんな感じにペットボトルの口にスポンジを押しこみます。
これで準備完了です。
後はMINIに設置します。
ヒーターコアの丸い穴に先ほど作成したノズルをかぶせます。
これを手で押さえながら注入します。

注入方法は「ダストバスター」の説明書を見ながら
注入します。簡単に説明します。

@エンジンをかけ、外気吸入状態でファンを回します。
Aその状態でダストバスターを注入します。
B風が出なくなるので注入を停止します。
 ※この状態でエバポレーターにダストバスターが全面的についています。
C何度か繰り返して、最後はエンジンを止め
 ダストバスターがなくなるのを待ちます。


これで施工完了です。施工時間は30分程度です。

穴からダストバスターが見えます。
お問い合わせについて


メールでのお問い合わせはご遠慮いただいております。
下記の掲示板へのお問い合わせをお願いいたします。
回答は遅くなると思いますが・・・
可能な限りお答えいたします。

情報交換BBS